サイクリングで小さな幸せ見つけた!東京23区
大田区~平和の森公園から大森駅まで。なんとなく昭和レトロを感じるサイクリング編

5月の爽やかな日に大田区~平和の森公園から大森駅までの約30km。

歩くよりも遠くへ行ける自転車を相棒にして・・・季節を感じるとか、人とのコミュニケーションが思い出になったり、美味しいものに舌鼓を打ったりとか・・・そういった小さな幸せを探しに行こう。

走り始めの朝は18℃、日中は23℃を超えた曇天と晴天が入り混じった一日。半袖が快適なサイクリング日和。

大田区の由来は昭和22年に、当時の「大森区」と「蒲田区」が一緒になって誕生し、両方の一字ずつを取って命名されたそう。

まずは平和の森公園からスタート。

平和の森公園は環七通りを挟んだ細長い公園。少し走ると噴水のある広い芝生のエリアが出現。すごく気持ちいい。

そこには平和都市宣言という文字が彫られた塔がシンボルとして立っている。昭和59年に建てられたようだ。

塔の下にある碑に書かれた文字は大人が子供に平和について説明をしている感じの詩になっている。

簡単なことのように見えて、平和を守ることは簡単ではないということが日々流れる情報からも感じている。

 

   

公園を通り抜け、すぐそこに都会の浜辺がある。大森ふるさとの浜辺公園へ向かおう。

浜辺の手前に「大森 海苔のふるさと館」がある。江戸時代、浅瀬の広がる品川から大森周辺は大きな海苔の産地として発展したようで、大森から海苔づくりが各地に広がったそう。その歴史を伝える施設。

中に入ると海苔づくりの様子が再現されていたり、昔の道具や船などが展示してある。海を埋め立てて新しい東京湾を作るために昭和38年頃に海苔づくりをやめることになったそうだ。

江戸前の海苔は大森の海苔といわれたくらいに品質も味もよかったと伝わっていると施設の方に伺った。大森で採れた海苔どんな味がしたのだろう。

  

施設を出てしばらく走ると白い砂浜が見えてきた!大森ふるさとの浜辺公園だ。

東京にいることを一瞬忘れてしまう。こんなに近くに白い砂浜があったなんて驚きだ。

自動販売機やベンチがおかれた施設も浜辺に面してあり休憩スポットにピッタリの場所と思った。

 

しばらく走っていると脇に美しいピンク&赤色のタチアオイが咲いている。

今日のterryウェアとグラデーションまで色がピッタリなことに驚いて思わず撮影。

民家や町工場を抜け、堤防沿いの細い道をいくと「羽田可動橋」がある。

道路がプツンと途切れている不思議な橋。随分と長い間使われていないようだ。どういうときに使われるのだろうか・・・。動くときに見てみたい。

 

もう紫陽花の季節到来。町工場がレトロな雰囲気を醸し出す。

 

呑川を越えて、しばらくまっすぐ走ると「穴守稲荷神社」に到着。

岩のようなゴツゴツした建物と朱色の鳥居が見えてきた。大きな鳥居をくぐると先にはなんとサイクルラックがある!なんと嬉しい、有難いことでしょう。

手を清めて先に進むと右手にたくさんの朱色の鳥居が並んでいる。

今日はウェアの色とマッチする場所が多い。岩のようなところも階段を上ると、数々のお稲荷様がある。全部はお参りできなかった。

  
     

小さな鳥居前のお狐様にお水をかけると水琴窟から涼し気な音色が響きだす。


穴守稲荷神社を出てほど近くの海老取川沿いに「旧穴守稲荷神社大鳥居」がある。鳥居の真ん中に平和の文字が書かれている。

多摩川沿いを走って、多摩川サイクリングロードへ。

  

陸橋が見えてきた。京急線の線路だ。この下通れるの??

頭をちょっとでもあげたらぶつかってしまうのではないかと、頭上注意の看板に不安を感じながら通った。実は不安のあまり1回目はちょうど真ん中で立ち止まってしまった・・・2回目は成功。

写真を見ると意外に余裕があったことを知って感覚の鈍さを実感。

   

西六郷あたりで多摩川サイクリングロードを離れ、大田区の由来のもうひとつの町、蒲田へ向かう。京急線の蒲田付近の線路下に「バーボンロード」というレトロな道があった。ポーズをとりたくなる壁画発見!

 

蒲田にはJR線も通っている。JRの高架をくぐり、東に少し走るとレトロな雰囲気の喫茶店がある。

地元の方々に愛されお客さんでいっぱいの「喫茶チェリー」で昼食。一番人気の焼きチーズカレーを選んだ。レトロな雰囲気についついメロンソーダが飲みたくなる。

  

大満足のランチ後は池上本門寺へ。

「池上本門寺」の門の正面(総門)に立っていると、自転車なら階段を上らず、裏の坂(車坂)を上って本堂の方に行ってみたらとご近所の方からアドバイスをいただいた。久しぶりの坂に息が上がっている自分がいた・・・。

  

今回のサイクリングの終点は大森駅。池上本門寺を後にして、大田区の由来の大森に戻ろう。

ぐるっと回った大田区サイクリング。

思った以上にいろいろな顔を持っていた。平和都市、そして白い砂浜、朱色の鳥居、純喫茶、お寺さん。大田区の歴史の一部にも触れ、遠くの地に旅行に行ったくらいの気分転換になった。

自転車は気軽に戻ったりできる。少しの距離でもこんなに楽しめる。
風を感じて、季節を肌で感じられる乗り物。なまった体を少し動かして、お腹が空いて美味しいものを頂いて・・・やっぱり生きるを感じるそれが幸せなんだな。
どこにでもある小さな幸せを探しに行こう。
次はどこへ行こうかな。

(大田区といえば羽田空港。飛行機が頻繁に飛んでいる)

筆者:miki
身長:163cm
着用ウェア:

TERRY ウェイフェアラージャージ グルッポルージュ M

TERRY ビスタショーツ グラベル M

ロコゴワ ロコ夏スパッツ KH  M/L

TERRY ソレイルフルフィンガーグローブ ズームレッド M

TERRY エアストリームソックス S/M

ロコゴワ ロコ手ぬぐい 豆茅

着用ヘルメット:

KASK LifeStyle シャンパーニュ S/M

撮影:東京サンエス㈱

協力:TABIRIN
https://tabi-rin.com/

サイクリングで小さな幸せ見つけた!東京23区
世田谷区~世田谷線プチサイクリング編

先月のこと。5月の気持ちの良い季節に東急世田谷線沿線をサイクリング。日中は22.5℃。晴天と曇天と入り混じった暑からず寒からずの日差しも強くなくサイクリング日和だった。世田谷線は世田谷区内だけでなく杉並区をつなぐ電車。杉並区の下高井戸駅から世田谷区の三軒茶屋駅までの全長5キロの区間に10もの駅がある。なるべく世田谷線を横目に眺めながら少し横道にそれたりして、のんびりサイクリングを楽しもう。

コロナ禍での経験もあり、当たり前のことができる、ということがとっても幸せなのだと改めて感じている。
歩くよりも遠くへ行ける自転車を相棒にして・・・季節を感じるとか、人とのコミュニケーションが思い出になったり、美味しいものに舌鼓を打ったりとか・・・そういった小さな幸せを探しに行こう。

下高井戸駅前の市場は懐かしい雰囲気が残っている。こういった風景が少なくなっている中、とっても貴重。生活を感じられるこのようなところが好きだ。

 
  

世田谷線の線路沿いを花に見とれていたらすぐに電車が来た。その後も頻繁に通る。あっ猫の顔をした車輌が来た!!テンションがあがる。次は青、また来た今度は緑だ!江ノ電みたい。この後わかったことだが本当に世田谷線と江ノ電は関係があったみたい。
2両という短い電車内にはたくさんの人が乗っている。とても便利なのだろう。地元の人の足になっているのがよく分かる。

 
 

猫の車輌にも出会えたし、たっぷり電車を眺めたので、次は招福猫児(まねきねこ)で有名な豪徳寺へ行ってみよう。

都内に絵になる踏切がこんなにたくさんあるなんて。


世田谷線の山下駅の近くに小田急線の豪徳寺駅がある。駅前には大きな招き猫が!それにしてもなんとも穏やかな表情なのだ。駅から降りてくる人、行く人を見守っているようだ。

民家を抜け少し走ると豪徳寺へ到着。その昔、世田谷は彦根藩の所領地だったそう。井伊家がこの豪徳寺を江戸における菩提寺としたそうだ。屋根には彦根藩と井伊家の家紋がある。美しいお寺さんだった。

 

豪徳寺を後にして、素敵なコーヒーショップを発見!世田谷線を目の前に「梟焙煎研究所」があった。研究所??なんだろう?。入ってみると、ちょうど水出しアイスコーヒーをはじめたとのことで私は水出しアイスコーヒーとシュエットスペシャルティプリンを選んだ。
水出しアイスコーヒーは爽やかな酸味がありスーッと飲めてしまう。濃厚なプリンとの相性バッチリ。プリンを食べるスプーンも口当たりが良く、デザインもレトロで素敵だった。裏に蜂のマークが彫られており、フランスでは良く使われているカトラリーだそう。
マスターはフランスでシェフをしていたそうで、お店の名前に入っている梟(フクロウ)は、当時住んでいた街のシンボルで自身のお店の名前につけたのだと教えてくれた。フランスと言えばツール・ド・フランス。ご覧になったかを尋ねたら。もちろんご覧になったと。羨ましい♪

 
 

世田谷線の上町駅あたり。線路から少し離れた町の中にある「世田谷代官屋敷」に到着。
江戸時代のお屋敷がこんな都心にあるなんて!素晴らしい邸宅。古いお屋敷に陽の光が射している。このコントラストが深い味わいを出している。どっぷり旅行気分に浸る。

 
 

2駅先には吉田松陰が祀られた神社がある。訪れてみると、、、なんと自転車ラックが!今回のサイクリングで初めての自転車ラックに感激。奥には山口県の松下村塾を模した建物もある。

 
 

終点の三軒茶屋駅。三軒茶屋は他の駅より多くの人が行き交っている。若い人が多い気がする。
駅前の写真をパチリ。駅前に敷かれているレンガには寄付をした方のお名前や思いが刻まれていた。多くの人に愛されている街なのだと思った。
観光案内所がありいろいろ教えてもらった。今度別の日に行ってみよう。

 

そろそろランチタイム。三軒茶屋駅辺りは混んでいそうなので、前半に立ち寄った「梟焙煎研究所」の並びにあったお店に行ってみよう。電車を眺めながらお食事できそう。
宮の坂駅近くの「バレアリック」でランチ。私はアイスレモネードとソイミートのタコライスを選んだ。添えてあった“ごぼうのピクルス”がまたとっても美味しい。

 

自転車は気軽に戻ったりできる。少しの距離でもこんなに楽しめる。
風を感じて、季節を肌で感じられる乗り物。なまった体を少し動かして、お腹が空いて美味しいものを頂いて・・・やっぱり生きるを感じるそれが幸せなんだな。
どこにでもある小さな幸せを探しに行こう。
次はどこへ行こうかな。

(宮の坂駅で大正14年に製造された江ノ電601号が展示してありました。昭和44年まで世田谷線を走っていたのだそうです。)

筆者:miki
身長:163cm
着用ウェア:
TERRY ソレイルフロウトップ Zoom/litup M
TERRY ビスタショーツグラベル M
ロコゴワ ロコ夏スパッツ BK M/L
TERRY ソレイルフルフィンガーグローブ ズームレッド M
TERRY TERRY エアストリームソックス TeamRide/GY S/M
ロコゴワ ロコマスク 豆天
ロコゴワ ロコ手ぬぐい 豆天
撮影:東京サンエス㈱

協力:TABIRIN
https://tabi-rin.com/

サイクリングで小さな幸せ見つけた!東京23区
千代田区・文京区~近場編

今日は会社のある台東区上野御徒町から出発して近場の千代田区、文京区を楽しもう。

コロナ禍での経験もあり、当たり前のことができる、ということがとっても幸せなのだと改めて感じている。
歩くよりも遠くへ行ける自転車を相棒にして・・・季節を感じるとか、人とのコミュニケーションが思い出になったり、美味しいものに舌鼓を打ったりとか・・・そういった小さな幸せを探しに行こう。


予報では日中の最高気温は8℃ほど、2月の空気は晴天でも冷たいが今日は風がなくて助かる。スタートは寒くても走り出すとだんだん身体が温まるので脱いだり着たり細かな体温調節ができる重ね着がいい。
さあ会社を出発だ!

 

1区画行くと、もうそこは千代田区。昌平橋通りをまっすぐ行った橋の上からは総武線、中央線、丸ノ内線が交差するポイントがある。普段なかなか立ち止まって見ることがない光景に釘付けになり、行き交う電車をしばらく見ていた。


日曜の大手町、朝は平日とは違って閑散としているからかビルがいつも以上に大きく感じる。自転車も走りやすい。

 

 

東京駅駅舎前を眺めながら明治時代を思い浮かべる。少し先にはヨーロッパを感じられるような石畳の道があっておしゃれだな。

 

皇居の周りは約5km。自転車もランニングも練習するには距離が分かりやすい。空気もキレイな感じがしてとても素晴らしい場所。今日くらいの時間だと自転車よりもランナーの方々が多い!練習も一生懸命だ。東京マラソンも近いからかな。気をつけながら自転車を降りて散策。


皇居のお堀の曲線は実に美しい。皇居の爽やかな空気を大きく吸って、なんだか有り難い気持ちになる。

 

ハンドメイドバイシクル展が開催された北の丸公園内の科学技術館へ向かう。何度も展示会で来たことがあるのに・・・建物が”星”でいっぱいなことに今日はじめて気がついた。

 

科学技術館を右手に自転車を走らせると私世代には見るだけでジーンとくる“大きな玉ねぎ”が見える。そうこれが日本武道館。爆風スランプの歌詞が頭の中をグルグルと巡る。(若い人は知らないかな・・・)

 

皇居周辺の門でもひときわ素晴らしいのが田安門。現存する江戸城建築遺構で日本最古の門だそう。
昔の凄さをそのまま感じられる。遺っていること自体が本当に奇跡だ。
石垣の間に木が!!生命力を感じる。

 

田安門を出るとすぐに左側に靖国神社がある。細い道を入って文京区の小石川方面へ。

 

小石川後楽園ってこのあたりだっけ?と歩いてみると素敵な遊歩道があった!これまた発見。

 

 

少し走ると自転車レーンの外側に車の駐車スペースが設置してある区間が。先駆的だ。

この近くの高台に“牛天神”という神社がある。今までずうーっと気になっていた。
参拝前には巫女さんの装束を着た消毒液が!!早速検温と手の消毒。最近はすっかり消毒の習慣がついた。。。

  

牛天神は、鎌倉時代、源頼朝公がこの場所にあった岩に腰掛け休息したとき、夢の中で牛に乗った菅原道真公が現れ「二つの喜びがある」と告げられたとのこと。翌年その喜びがあり、頼朝公がこの岩を祀り牛天神を1184年源頼朝公が創建。以来、境内にある御神体の牛に似た岩”ねがい牛”を撫でると願いが叶うと言われている。


今日は梅まつりの期間中で甘酒を振る舞ってくださった。冷えた身体に沁みる温かさを感じた。
行く道は大きく2通りあり、階段を登って来る道もあったようだ。

 

小石川といえば植物園!日本で最も古い植物園。東京大学の施設だそう。
住宅街や路地を抜けて根津神社へ。こういった路地に出会えるのも自転車の醍醐味のひとつだ。

 

根津神社はつつじが美しいのだ。満開の時期にはよく父と母がつつじを鑑賞しに来ていたことを思い出す。

そろそろお腹も空いてきた。
今日は谷中で美味しいパンを買って会社で遅いランチにしよう。

根津神社から谷中はすぐそこ。
へび道、谷中ぎんざ、夕焼けだんだん、谷中霊園、そして目的のパン屋さん“VANER”に到着。

  

 

シナモンロールが絶品。甘すぎないし、カリカリしたところもあってものすごく好みのパン。ここはシナモンロールだけでなくてここはカルダモンロールというのがあってこちらもさっぱりした甘さとカルダモンの香りが心地よくこちらもとっても美味しい。なんとカルダモンロールは私で最後だったようだ。予約もできるとのことで午後買いに行くときには先に連絡しておくことにする!
カルダモンはずっと柑橘系と思っていたらショウガ科。シナモンと同じで身体を温めてくれるのかな。

パンがまだ温かい・・・会社でコーヒーを入れて・・・早くパンが食べたい!!冷めちゃう。
さあ帰ろう。


あっという間の4時間。歩いて巡るには距離があるけれど自転車ではラクラク。この感覚がいいんだな。

会社に戻るまでの通り道にも紹介したいところが沢山ある。
学園祭も一流芸術の“東京藝術大学” や大人も入れる“国際子ども図書館”。パンダで有名な動物園がある上野公園。そして上野の山の中腹にある鎮座1912年の氏神様の“五條天神社”。五條天神社さんにはいつもお世話になっている。コロナが流行る前までは境内からの豆まきも参加させていただいたこともある。初夏になると蓮が美しい池之端。母校の小学校(笑)。
台東区編はまたゆっくり。

  

自転車は、風を感じて、季節を肌で感じられる乗り物。なまった体を少し動かして、お腹が空いて美味しいものを頂いて・・・やっぱり生きるを感じるそれが幸せなんだな。
どこにでもある小さな幸せを探しに行こう。
次はどこへ行こうかな。

筆者:miki
身長:163cm
着用ウェア:
TERRY マンダリンサーマル スクリプテッド M
TERRY アーバンフーディ BK M(終売品)
TERRY メトロショーツ サテライト M
ロコゴワ ロコ冬スパッツ PKライン Free
ロコゴワ あったかロコグローブ GY&GR M
ロコゴワ ロコマスク 豆天
ロコゴワ ロコ手ぬぐい 豆若葉
撮影:東京サンエス㈱

協力:TABIRIN
https://tabi-rin.com/