サイクリングで小さな幸せ見つけた!東京23区
世田谷区~世田谷線プチサイクリング編

先月のこと。5月の気持ちの良い季節に東急世田谷線沿線をサイクリング。日中は22.5℃。晴天と曇天と入り混じった暑からず寒からずの日差しも強くなくサイクリング日和だった。世田谷線は世田谷区内だけでなく杉並区をつなぐ電車。杉並区の下高井戸駅から世田谷区の三軒茶屋駅までの全長5キロの区間に10もの駅がある。なるべく世田谷線を横目に眺めながら少し横道にそれたりして、のんびりサイクリングを楽しもう。

コロナ禍での経験もあり、当たり前のことができる、ということがとっても幸せなのだと改めて感じている。
歩くよりも遠くへ行ける自転車を相棒にして・・・季節を感じるとか、人とのコミュニケーションが思い出になったり、美味しいものに舌鼓を打ったりとか・・・そういった小さな幸せを探しに行こう。

下高井戸駅前の市場は懐かしい雰囲気が残っている。こういった風景が少なくなっている中、とっても貴重。生活を感じられるこのようなところが好きだ。

 
  

世田谷線の線路沿いを花に見とれていたらすぐに電車が来た。その後も頻繁に通る。あっ猫の顔をした車輌が来た!!テンションがあがる。次は青、また来た今度は緑だ!江ノ電みたい。この後わかったことだが本当に世田谷線と江ノ電は関係があったみたい。
2両という短い電車内にはたくさんの人が乗っている。とても便利なのだろう。地元の人の足になっているのがよく分かる。

 
 

猫の車輌にも出会えたし、たっぷり電車を眺めたので、次は招福猫児(まねきねこ)で有名な豪徳寺へ行ってみよう。

都内に絵になる踏切がこんなにたくさんあるなんて。


世田谷線の山下駅の近くに小田急線の豪徳寺駅がある。駅前には大きな招き猫が!それにしてもなんとも穏やかな表情なのだ。駅から降りてくる人、行く人を見守っているようだ。

民家を抜け少し走ると豪徳寺へ到着。その昔、世田谷は彦根藩の所領地だったそう。井伊家がこの豪徳寺を江戸における菩提寺としたそうだ。屋根には彦根藩と井伊家の家紋がある。美しいお寺さんだった。

 

豪徳寺を後にして、素敵なコーヒーショップを発見!世田谷線を目の前に「梟焙煎研究所」があった。研究所??なんだろう?。入ってみると、ちょうど水出しアイスコーヒーをはじめたとのことで私は水出しアイスコーヒーとシュエットスペシャルティプリンを選んだ。
水出しアイスコーヒーは爽やかな酸味がありスーッと飲めてしまう。濃厚なプリンとの相性バッチリ。プリンを食べるスプーンも口当たりが良く、デザインもレトロで素敵だった。裏に蜂のマークが彫られており、フランスでは良く使われているカトラリーだそう。
マスターはフランスでシェフをしていたそうで、お店の名前に入っている梟(フクロウ)は、当時住んでいた街のシンボルで自身のお店の名前につけたのだと教えてくれた。フランスと言えばツール・ド・フランス。ご覧になったかを尋ねたら。もちろんご覧になったと。羨ましい♪

 
 

世田谷線の上町駅あたり。線路から少し離れた町の中にある「世田谷代官屋敷」に到着。
江戸時代のお屋敷がこんな都心にあるなんて!素晴らしい邸宅。古いお屋敷に陽の光が射している。このコントラストが深い味わいを出している。どっぷり旅行気分に浸る。

 
 

2駅先には吉田松陰が祀られた神社がある。訪れてみると、、、なんと自転車ラックが!今回のサイクリングで初めての自転車ラックに感激。奥には山口県の松下村塾を模した建物もある。

 
 

終点の三軒茶屋駅。三軒茶屋は他の駅より多くの人が行き交っている。若い人が多い気がする。
駅前の写真をパチリ。駅前に敷かれているレンガには寄付をした方のお名前や思いが刻まれていた。多くの人に愛されている街なのだと思った。
観光案内所がありいろいろ教えてもらった。今度別の日に行ってみよう。

 

そろそろランチタイム。三軒茶屋駅辺りは混んでいそうなので、前半に立ち寄った「梟焙煎研究所」の並びにあったお店に行ってみよう。電車を眺めながらお食事できそう。
宮の坂駅近くの「バレアリック」でランチ。私はアイスレモネードとソイミートのタコライスを選んだ。添えてあった“ごぼうのピクルス”がまたとっても美味しい。

 

自転車は気軽に戻ったりできる。少しの距離でもこんなに楽しめる。
風を感じて、季節を肌で感じられる乗り物。なまった体を少し動かして、お腹が空いて美味しいものを頂いて・・・やっぱり生きるを感じるそれが幸せなんだな。
どこにでもある小さな幸せを探しに行こう。
次はどこへ行こうかな。

(宮の坂駅で大正14年に製造された江ノ電601号が展示してありました。昭和44年まで世田谷線を走っていたのだそうです。)

筆者:miki
身長:163cm
着用ウェア:
TERRY ソレイルフロウトップ Zoom/litup M
TERRY ビスタショーツグラベル M
ロコゴワ ロコ夏スパッツ BK M/L
TERRY ソレイルフルフィンガーグローブ ズームレッド M
TERRY TERRY エアストリームソックス TeamRide/GY S/M
ロコゴワ ロコマスク 豆天
ロコゴワ ロコ手ぬぐい 豆天
撮影:東京サンエス㈱

協力:TABIRIN
https://tabi-rin.com/

サイクリングで小さな幸せ見つけた!東京23区
千代田区・文京区~近場編

今日は会社のある台東区上野御徒町から出発して近場の千代田区、文京区を楽しもう。

コロナ禍での経験もあり、当たり前のことができる、ということがとっても幸せなのだと改めて感じている。
歩くよりも遠くへ行ける自転車を相棒にして・・・季節を感じるとか、人とのコミュニケーションが思い出になったり、美味しいものに舌鼓を打ったりとか・・・そういった小さな幸せを探しに行こう。


予報では日中の最高気温は8℃ほど、2月の空気は晴天でも冷たいが今日は風がなくて助かる。スタートは寒くても走り出すとだんだん身体が温まるので脱いだり着たり細かな体温調節ができる重ね着がいい。
さあ会社を出発だ!

 

1区画行くと、もうそこは千代田区。昌平橋通りをまっすぐ行った橋の上からは総武線、中央線、丸ノ内線が交差するポイントがある。普段なかなか立ち止まって見ることがない光景に釘付けになり、行き交う電車をしばらく見ていた。


日曜の大手町、朝は平日とは違って閑散としているからかビルがいつも以上に大きく感じる。自転車も走りやすい。

 

 

東京駅駅舎前を眺めながら明治時代を思い浮かべる。少し先にはヨーロッパを感じられるような石畳の道があっておしゃれだな。

 

皇居の周りは約5km。自転車もランニングも練習するには距離が分かりやすい。空気もキレイな感じがしてとても素晴らしい場所。今日くらいの時間だと自転車よりもランナーの方々が多い!練習も一生懸命だ。東京マラソンも近いからかな。気をつけながら自転車を降りて散策。


皇居のお堀の曲線は実に美しい。皇居の爽やかな空気を大きく吸って、なんだか有り難い気持ちになる。

 

ハンドメイドバイシクル展が開催された北の丸公園内の科学技術館へ向かう。何度も展示会で来たことがあるのに・・・建物が”星”でいっぱいなことに今日はじめて気がついた。

 

科学技術館を右手に自転車を走らせると私世代には見るだけでジーンとくる“大きな玉ねぎ”が見える。そうこれが日本武道館。爆風スランプの歌詞が頭の中をグルグルと巡る。(若い人は知らないかな・・・)

 

皇居周辺の門でもひときわ素晴らしいのが田安門。現存する江戸城建築遺構で日本最古の門だそう。
昔の凄さをそのまま感じられる。遺っていること自体が本当に奇跡だ。
石垣の間に木が!!生命力を感じる。

 

田安門を出るとすぐに左側に靖国神社がある。細い道を入って文京区の小石川方面へ。

 

小石川後楽園ってこのあたりだっけ?と歩いてみると素敵な遊歩道があった!これまた発見。

 

 

少し走ると自転車レーンの外側に車の駐車スペースが設置してある区間が。先駆的だ。

この近くの高台に“牛天神”という神社がある。今までずうーっと気になっていた。
参拝前には巫女さんの装束を着た消毒液が!!早速検温と手の消毒。最近はすっかり消毒の習慣がついた。。。

  

牛天神は、鎌倉時代、源頼朝公がこの場所にあった岩に腰掛け休息したとき、夢の中で牛に乗った菅原道真公が現れ「二つの喜びがある」と告げられたとのこと。翌年その喜びがあり、頼朝公がこの岩を祀り牛天神を1184年源頼朝公が創建。以来、境内にある御神体の牛に似た岩”ねがい牛”を撫でると願いが叶うと言われている。


今日は梅まつりの期間中で甘酒を振る舞ってくださった。冷えた身体に沁みる温かさを感じた。
行く道は大きく2通りあり、階段を登って来る道もあったようだ。

 

小石川といえば植物園!日本で最も古い植物園。東京大学の施設だそう。
住宅街や路地を抜けて根津神社へ。こういった路地に出会えるのも自転車の醍醐味のひとつだ。

 

根津神社はつつじが美しいのだ。満開の時期にはよく父と母がつつじを鑑賞しに来ていたことを思い出す。

そろそろお腹も空いてきた。
今日は谷中で美味しいパンを買って会社で遅いランチにしよう。

根津神社から谷中はすぐそこ。
へび道、谷中ぎんざ、夕焼けだんだん、谷中霊園、そして目的のパン屋さん“VANER”に到着。

  

 

シナモンロールが絶品。甘すぎないし、カリカリしたところもあってものすごく好みのパン。ここはシナモンロールだけでなくてここはカルダモンロールというのがあってこちらもさっぱりした甘さとカルダモンの香りが心地よくこちらもとっても美味しい。なんとカルダモンロールは私で最後だったようだ。予約もできるとのことで午後買いに行くときには先に連絡しておくことにする!
カルダモンはずっと柑橘系と思っていたらショウガ科。シナモンと同じで身体を温めてくれるのかな。

パンがまだ温かい・・・会社でコーヒーを入れて・・・早くパンが食べたい!!冷めちゃう。
さあ帰ろう。


あっという間の4時間。歩いて巡るには距離があるけれど自転車ではラクラク。この感覚がいいんだな。

会社に戻るまでの通り道にも紹介したいところが沢山ある。
学園祭も一流芸術の“東京藝術大学” や大人も入れる“国際子ども図書館”。パンダで有名な動物園がある上野公園。そして上野の山の中腹にある鎮座1912年の氏神様の“五條天神社”。五條天神社さんにはいつもお世話になっている。コロナが流行る前までは境内からの豆まきも参加させていただいたこともある。初夏になると蓮が美しい池之端。母校の小学校(笑)。
台東区編はまたゆっくり。

  

自転車は、風を感じて、季節を肌で感じられる乗り物。なまった体を少し動かして、お腹が空いて美味しいものを頂いて・・・やっぱり生きるを感じるそれが幸せなんだな。
どこにでもある小さな幸せを探しに行こう。
次はどこへ行こうかな。

筆者:miki
身長:163cm
着用ウェア:
TERRY マンダリンサーマル スクリプテッド M
TERRY アーバンフーディ BK M(終売品)
TERRY メトロショーツ サテライト M
ロコゴワ ロコ冬スパッツ PKライン Free
ロコゴワ あったかロコグローブ GY&GR M
ロコゴワ ロコマスク 豆天
ロコゴワ ロコ手ぬぐい 豆若葉
撮影:東京サンエス㈱

協力:TABIRIN
https://tabi-rin.com/